水は生活の基本であり、健康という面においても重要な要素といえます。日々消費するものですからより安い方が経済的で、体に入れるものだからより鮮度の高いものが良いといえます。最近では水道水を飲まない方も増えてきました。中には料理やお風呂もミネラルウォーターを利用している方も増えています。そのような注目の水、公共水道はどの自治体でも同じ内容、料金なのでしょうか。
東京都の水道に絞って検証してみました。
①東京都水道料金の比較(メータ口径20㎜)
東京都水道局HPの情報では月の使用量は3人家族で約20㎡でした。
月の使用量が20㎥前提で計算します。
23区:2,764円(消費税8%込)
武蔵野市、昭島市、羽村市を除く市町村:2,764円 (消費税8%込)
武蔵野市 :2,681円(消費税8%込)
羽村市:2,462円(消費税8%込)
昭島市:1,803円(消費税8%込)
水道料金に関しては昭島市が突出して安く、羽村市、武蔵野市と続いています。
②他の自治体に比べて安い理由
昭島市の水道料金が他の自治体と比較して安い理由について調査しました。
・地下水100%
水源はダムではなく、地下水です。地下70mより深い深層地下水をくみあげています。
・浄化処理をしていない
深層地下に達するまでの土壌がフィルターの役割をしているため、浄化の必要がありません。
水道法で決められている最低限の塩素消毒のみで給水しています。
昭島市は東京都の区市町村において唯一深層地下水のみを水道水源としています。
自然の恵みをそのまま利用しているからこそ、余計な施設や消毒が不要となり、おいしくかつ安い水道を提供できています。
羽村市や武蔵野市は浅井戸からの取水してるためろ過施設が必要であったり、一部を東京都水道局から受水している関係で、水道料金が高くなっています。
③水道に関しては「安かろ良かろう」が成立
「安かろう悪かろう」ということわざがありますが、公共水道に関しては「安かろう良かろう」という法則になります。
各自治体も他の自治体との公平の観点からか、水道料金や水質を強くアピールできていないようです。
しかし、昭島市内においては、水道をひねればミネラルウォーターが出てくるという状況にあります。しかも安い。
④結論
生活面において水道水を重視するのであれば、昭島市が一押しです。
昭島市の概要(平成31年1月)
人口
113,215人(H31.1.1) 人口はピーク状態、今後は減少傾向。
交通施設
JR青梅線沿線には西立川、東中神、中神、昭島、拝島の5駅、拝島駅はJR五日市線、JR八高線、西武拝島線の結節点。
ターミナル駅までの所要時間(AM7:00で観測)
昭島駅から新宿駅:47分(470円) 昭島駅から東京駅:62分(720円)
価格水準
昭島駅から徒歩10分程度の地価水準:20万円/㎡ 70万円/坪
昭島駅から徒歩10分程度の新築分譲水準:3,500~4,500万円(土地100㎡、建物80㎡程度)
商業施設
昭島駅北口周辺に、SCモリタウン、MOVIX昭島(映画館)、トイザらス、スポーツデポ、ファミレスや家電量販店等が集積。