相続税の申告

所得税の確定申告をご自分でやられる方は多いのではないでしょうか。記帳は慣れないと面倒な部分もありますが、手続きですので、手順に沿って記載すれば特に専門的な技術を問われることもありません。相続税の申告も同様です。相続する財産が金融資産だけといったシンプルな内容であれば、ご自分で申告することも可能です。相続税の場合は財産評価が重要になってきます。自社株や不動産が含まれている場合には注意が必要です。

相続税申告のステップ

期限 内容 概要
 ↓ 財産評価

不動産、株、ゴルフ会員権、骨董品等の評価を行います。財産の評価方法は国税庁のHPを参考にしてください。

注意:非上場株式や特殊な土地(広大地等)の評価には専門的な知識が必要になります。

↓  相続税の申告が必要かシミュレーションをする 国税庁のHPから相続税のシミュレーションができます。システムの利用が苦手な方は、国税庁のHPからプリントアウトして試算できます。
 ↓ 相続税の申告が必要 小規模宅地の特例などを適用した場合で、相続税がかからない場合でも申告が必要になります。
↓  申告書の作成

相続税の申告書は税務署または国税庁のHPからダウンロードできます。

記入の手引きは、国税庁のHPから「相続税の申告書の記載例」をダウンロードします。財産の内容がシンプルであれば、ご自身で作成することも十分可能です。

↓  添付書類 国税庁のHPから「(参考)相続税の申告の際に提出していただく主な書類」をダウンロードします。
↓  質問 申告書作成や財産評価など不明点があれば、所轄の税務署に問い合わせて下さい。
↓  申告書の提出先 被相続人の死亡の時における住所地を所轄する税務署に提出します。
相続の開始から10ヶ月以内 相続税の納付 原則として現金納付になります。現金納付が難しい場合は延納、延納が難しい場合は物納が認められる可能性もあります。詳しくは税務署に問い合わせて下さい。