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不動産の評価額を知る方法

不動産の売却を検討する理由はさまざまです。地元にかえるため、戸建てからマンションに住み替えるため、住宅ローンの支払いが厳しいため、相続した実家を処分するためなど。売却の理由はさまざまですが、評価額や評価手法も様々です。誰に相談するか、どのような手法で評価するか、早期の売却前提かまたは時間がかかってもいいから希望価格で売りたいのかなど。
評価の種類について紹介したいと思います。
・査定価格
インターネットで、「不動産 査定」で検索してみると、トップページには一括査定サイトが表示されます。このサイトを通じて査定を依頼すると、対象不動産の近隣にある不動産会社が査定をしてくれます。回答は郵送やメール又は訪問など様々です。内容としては近くの取引価格や売出価格から比較して評価してくれるものです。不動産会社の回答もばらつきがあります。高い査定額を提示してくれた不動産会社に依頼したくなりますが、高い査定で売れるとは限りません。高い価格で市場に流通し、売れないまま滞留物件になると印象が悪くなります。
・鑑定評価
不動産鑑定士による評価額です。不動産会社の査定とことなり報酬を支払います。不動産鑑定士による価格にも実はいくつかの種類があります。フルスペックの鑑定評価書、評価の手順を一部省いた調査報告書、最も簡易な意見書の3つです。鑑定評価書が最も高く10万円以上はします。価格だけ知りたいのであれば意見書でも十分かもしれません。
・財産評価
相続税や固定資産税の課税標準を求めるための評価手法です。相続税路線価または固定資産税路線価から求めます。詳しくはこちらを参照してください。路線価は全国地価マップというサイトから簡単に検索できます。路線価に面積を乗じて、相続税路線価であれば0.8で割戻し、固定資産税路線価であれば0.7で割り戻して時価ベースの評価額を算出します。建物は固定資産税評価を利用します。毎年おくられてくる固定資産税の納税通知書の中にある課税明細書で確認できます。
信頼度は「鑑定評価>査定価格>財産評価」の順ですが、財産評価であれば自分でもできます。専門家に依頼する前に自己査定を行うことで、相場観を把握しておくことも重要です。